人文系の研究が役に立つことについて

「人文系の(お前がやっている)研究は何の役に立つのか」という問いにはあいまいな部分があって

・「人文系の研究をすることはお前の人生にとって何の役に立つのか」

・「人文系の研究をすることは社会にとって何の役に立つのか」

の二通りの解釈があると思う。

また、「何の役に立つのか」の解釈も、

・「どんな良いことがあるのか(くらいのふわっとした意味)」

・「どう金になるのか」

の二通りがあるのではないだろうか。掛け算して計4通り。

・「人文系の研究をすることはお前の人生にとってどんな良いことがあるのか」

・「人文系の研究をすることはお前の人生にとってどう金になるのか」

・「人文系の研究をすることは社会にとってどんな良いことがあるのか」

・「人文系の研究をすることは社会にとってどう金になるのか」

 

あまり個人的に聞かれることはないのでわからないが他にもあるかもしれない。

役に立たないと言われる研究をしていらっしゃる皆様(人文だけでなく、理学とかもそうなのだろうか)におかれましては自分の研究分野・研究対象に関してこういったことをあらかじめしっかり考えておけば無駄に消耗することはなくなるのではないでしょうか(金にはならないという答えになるかもしれないけれど)。あと各分野はどんなふうに「役に立つ」のか知りたいので、是非とも何かで発信してください。

身を焼き尽くすような激しい恋

人文系の学生としては大学在学中に色恋沙汰を拗らせて駆け落ち、失踪しそのまま心中するというのはとても憧れる人生設計なのだけれども、やはりそういうものは思想系や文学系をやっている人にこそふさわしいものだと思うし、そもそも自分はそんな情熱的な恋ができるほど感情が豊かな人間ではないので、毎日こつこつことばについて考えていくしかないのである。

某電子書籍セールで世の中には漫画がずいぶんたくさん存在しているんだなと思った

漫画って、かなーりハイコンテクストなものも多いのに色々なところで受け入れられるのだろう(あるいはハイコンテクストなものは受け入れられていないのかもしれない)(ハイコンテクストってこういう風に使っていいんだっけと思って「ハイコンテクスト」でググったら、ハイコンテクスト/ローコンテクスト文化の話ばかりが出てきて何でやねんと思った)。

感想:「あなたの人生の物語」(テッド・チャン著、ハヤカワ文庫) (映画「メッセージ」公開に際して)

映画「メッセージ」の原作である「あなたの人生の物語」(テッド・チャン著、ハヤカワ文庫、短篇集『あなたの人生の物語』の一篇)を読んだ。言語学が絡むタイプの小説で、雑にあらすじを書いておくと宇宙人が来てコミュニケーションを図るやつです。言語学云々はさておきおすすめです。

 

以下ネタバレあり。大したことは言いませんが。

あなたの人生の物語

あなたの人生の物語

 

言語学を期待して読んだのだけれども、物理に関することも色々含まれていたのが面白かった。あれだけ言語学に物理にとあると読む人は大変そう(物理に関してはそれほど大したことは言ってないのかもしれないけれど)。発話行為仮説とかも碌に説明なしにあった気がする。すごい。そういえばミニマリズムって抱腹絶倒大爆笑ギャグもあった。

映画公開に際して「サピア=ウォーフの仮説」がちらちらと話題になっていたけれども小説の中には出てこなかった。映画の方ではしっかり出ているみたいなんですかね?サピア=ウォーフの仮説についてなんか言おうと思ったけど原作には出てこなかったので何も言いません。(サピア=ウォーフの仮説がどの程度/本当に否定されているかは個々では置いておいて、)わけのわからない生命体が出てきて未来視までできるようになる世界に対してこっちの世界での「サピア=ウォーフの仮説は否定されている」って批判を持ってくる必要はないんじゃと思うけれども原作には出てこなかったので何も言いようがない。ざんねん。

これが映画化しているということで、叙述トリック的な?部分や認識に関する問題、言語学に関する問題をどう映像表現として扱っているのかという点が気になるけれども、どうせばっさりカットしているんだろうなと思うと悲しい。HPの宣伝映像を見た感じ、全く別の物語として成立している感があるので、そのうち映画も見たい。

古いの

縦書き一段組の論文はノートパソコンのディスプレイ上で読むのはしんどいのでタブレットとかが欲しい。お金はない。

一日n善

1日に論文を1本読むと1年間で365本、2本読むと730本、3本読むと1095本、5本読むと1825本、10本読むと3650本読める。